皆さんこんにちは!LTS代表日下まゆみです。

「代謝」という言葉皆さんご存知だと思いますが「代謝」の本当の意味はご存知でしょうか?

先日お会いした方から「代謝を上げたいから体脂肪率15%にしたくて運動を頑張っている」というお話を聞きました。

私はこれを聞いて「ん??、代謝を上げたいから体脂肪率15%・・・」と、少し考えてしまいました。なぜなら体脂肪率15%でも20%でもはたまた30%でも、皆さんの言う代謝能力を上げる状態になることが可能だからです。

一般的にはスレンダーで、体重も体脂肪も少ないと代謝が高いと認識されているのでしょう。今日は皆さんの認識が少し変わるかもしれない、代謝の話をしていきます。

代謝ってなに?

代謝とは体内の細胞で起こる化学変化です。その化学変化が起きたときに熱が生じ、生じた熱が体温となります。沢山細胞での化学変化が起きていることがいわゆる「代謝の良い状態、代謝の高い状態」と表現されます。

この化学変化は、体重が少なくても多くても関係ありません、運動をしていても運動が苦手でも関係ありません。

ただ体内に筋肉があると自ずと細胞の数も増えるので、化学変化の場が増えることになり「代謝」を沢山起こせる可能性が高い場が豊富にあるということ。なので「代謝を上げたければ運動をしましょう!」と、よく言われているのです。

代謝を起こせる細胞の場において

筋肉の運動的な活動が無い状態つまり寝ていても体内にある栄養素で起こすことが可能な代謝を

「基礎代謝」といいます。

スポーツインストラクターさんでもこの代謝について、細胞での化学変化が起きている事で熱が生じそれが代謝と言える方は少ないはずです。一般的には筋肉があり体脂肪率が低い状態=代謝が高いと決まっている!という認識でいる方が多いのではないでしょうか?

細胞で起こる化学変化

ではここからは細胞にどのような化学変化が起こっているのかを解説していきます。

決まった栄養素が細胞内に入ることで体内を動かすガソリンであるATPが生産されます。栄養素が細胞膜を通り抜け細胞内ミトコンドリアに届けられるとミトコンドリアが動き出しATPを生産します。生産されたATPはまた細胞膜を通り抜け体内の必要個所に運ばれ使われています。

この細胞膜を通り抜けるときに熱が生じこの熱が沢山あると体温も高く、熱が生じているということは体内にATPが沢山ある状態なので身体全体の動きや働きも良い状態と言えるでしょう。

私たちの身体が車だとしたら、車が頑丈な高級車でもガソリンがないと、道路を走ることも、窓を開けることもライトもつけることができません。身体も同じようにガソリンとなる栄養素が必須なのです。

代謝が少ないかも?

では、代謝が行われている細胞が少ない時身体に現れる変化・状態を見てみましょう。

☑体温が低い・いつも寒い

☑だるくて動きたくない

☑やる気が起きない・何もしたくない

☑笑顔がない・不機嫌に見える

☑物忘れをしがち

☑ミステリアス

皆さんは当てはまるものがありますか?

一つでも当てはまるものがあれば代謝が低い可能性があります。そして一つ当てはまると全ての項目が出てくる可能性もあります。

まずは、「体温が低い・寒い」これは先ほど解説したようにATP生産が行われている箇所が少ないので熱が生じていない可能性があります。

年齢を重ねると筋量も低下していきますから、若いころに比べて着こんでいるのに寒い!というのは納得です。着こんでも寒さが根本から改善することはありません、あくまでも対処療法でその時一時だけ温かくなります。

ここに当てはまっている方は、栄養素をしっかり取り込んで、代謝する細胞の数を増やすことが必要です。

次に「だるくて動きたくない・やる気が起きない・何もしたくない・笑顔がない・不機嫌に見える」これは別の要因があるように思えますが共通してまさしくエネルギー不足の方の特徴です。

エネルギーが不足しているので、細胞に動きが少ない状態。代謝が起こせている細胞が少ないということがいえます。

LTSの講座では「笑顔」を出せる身体ということを大事にしています。

いつも笑顔でいれるということは自分の身体の働きに余力があるということです。体内の何かを必死に治したりしなくてもよい状態で余力があるので、表面の筋肉運動として笑顔での配慮だったり、笑顔で相手を楽しませたり、尊重したりすることができるのです。

このことから私は「笑顔」は最高の社会貢献だと思っています。

自分に余力がなく、自分の身体を保つのに精いっぱいの状態で周りの人々に笑顔で接することは難しでしょう。笑顔がなくいつも不機嫌に見える人を見かけたときは「自分の身体を保つだけで精一杯の身体の中の状態なんだ」と思うとその人の不機嫌な理由も少し理解してあげることができるようになるかもしれませんね。

自分に当てはまる方はしっかり美味しいご飯を食べて、軽く筋肉に刺激を入れることを心がけた生活をできるだけ続けてみてください。3か月続けたとき「あれ、何かやる気が出てきてる、やれてる!」「機嫌良いの?」と言われることも増えてくるでしょう。

この方たちは続けることが大切です。

「物忘れをしがち」物忘れは、年齢に関係なくあてはまる方が多いでしょう。物忘れは糖質制限をしていると必ず起こります。

なぜなら、脳は糖依存の臓器であり、糖質しか使えないようになっているからです。

細胞にもエネルギー源が入っていない状態なので代謝が生じる細胞が少なく、物忘れをするようなときは先に述べたことが全て当てはまった上での「物忘れ」になっているはずです。

この方たちは糖とミネラルのバランスがキーワードです。少し難しくなるのでこの辺りは講座で詳しくお話しています。

そして最後の「ミステリアス」

ミステリアスと言うのは誉め言葉なのか何なのか・・・と思ってしまいますが

性格がミステリアスという表現はしないはずです。ミステリアスを自分で作り上げるのも難解な事。

私が知りうる限り「ミステリアス」と言われている方たちは、元気ではありません。元の自分の気の状態が「元気」なので、体内の動きが全て元の状態ではないのですから元々の細胞の動きではなく活動が少なくなっているためエネルギー生産が十分ではない代謝が低い状態といえるでしょう。

ミステリアスと言われる方たちの共通点は「体内水分の流れは良い」ということです。なのでお肌や髪はつやがあるけど、血色は良くなく表情も少ない。この矛盾が「ミステリアス」につながるのではと思います。

ミステリアスかも?と思う方はぜひ糖質と、タンパク質の摂取を考えてみてください。細胞が動き出すと

「脱ミステリアス」としてイメチェンも可能ですよ!!

まとめ

少し長くなりましたが、代謝についてなんとなくご理解いただけましたでしょうか?

代謝とは細胞がエネルギー生産の際に発する化学変化であるということです。

代謝量を上げるには「エネルギー生産の原材料である栄養素をしっかり取り入れる」「代謝を行う場である細胞の量を増やす」この二つが大事になります。

細かくお話しすると代謝については3日くらいかかるので、今日はこのあたりで。また詳しく記事にしていこうと思います!質問疑問、記事のリクエストなどありましたらお気軽にお問い合わください!